27. ジャック・ソックのフォアハンド強打

フルウエスタングリップですさまじい回転をかけてボールをしばくジャック・ソック。トップスピンの回転量はトッププロの中でも1、2を争う。シングルスプレーヤではナダルの次に多い回転量をかける。チャンスボールでは高い打点からフラット系のショットを打つので、エースも多い。
トップスピンの特徴は、ボールのバウンドが高いということである。そのためベースライン付近に深く落とすトップスピンにかなり威力のあるショットになる。トップスピンのスイングでは、インパクトからフォロースルーで、ボールを下から上にこすりあげるという動作が最大のポイントになる。これによってボールに強い順回転をつけるわけで、そのためにはフラット系のショットよりも打点を前にし、フォロースルーも頭上へ高く振り上げるようなフォームにしなければならない。この時の注意点は、決してラケット面をボールにかぶせていくような打ち方をしないこと。ややふせた状態からラケットを起こし、フラットな面でとらえて上に振り抜くのが正しいスイング。こうしないとボールはネットを越さない。

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