33. サム・クエリーのフォアハンド強打

サム・クエリーのフォアハンド強打:オープンスタンスで逆クロスに強打した例。左手をまっすぐ後ろに引いて、右手を引っ張り出している。逆クロスに打つ場合は、フォロースルーにおける右手の位置と、右足を結んだ直線上が、自分の狙うコースになっている必要がある。ジャンプしながら豪快に打っているが、安定感はある。ラケットよりも手首が前に出た状態でインパクトしており、スピードを出すフォームになっている。
今回の写真のように、チャンスボールは腰から肩の高さで打とう。
高い位置で打つことができるようになれば、より攻撃的なショットになり、エースがとれたり、返球されたとしてもチャンスボールが戻ってもどることが多い。このショットを打つには、ボールを打つポイントを腰の高さで打っていた時よりも、体からやや遠い場所に設定するようにしよう。テイクバックも高い位置で行わなければならないので、肘を高い位置にキープする。右利きの人は左手をボールが飛んでくる方向に向けて高い位置に出してスイングを誘導するようにしてみよう。高い位置に出した左手に向かってラケットを振り出すことができれば、体全体のバランスを保ったままスムーズにヒットしていくことができる。その際に、体が先に開いて当たりがずれてしまうような場合は、左手で胸を締めるような感じで体をブロックしてみよう。
 

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