ボルナ・チョリッチのサーブ

ボルナ・チョリッチのサーブ:安定感の高いサーブを打つチョリッチ。ゆったりとした構えから、大きなフォロースルーで叩くサーブは、非常に重い。回転量も十分で、確率が高く、バウンド後大きく弾む。リストを必要以上に使いすぎないため、再現性の高いサーブになっている。

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ヒャン・チョン(Heyon Chung)のサーブ

ヒャン・チョン(Heyon Chung)のサーブ:10代ながら非常に洗練されたサーブを打つチャンは、次期トップ10候補。錦織に続くアジアのエースである。トスを非常に前に上げ、かなり高い打点で打つことで、確率を高めている。体の使い方がうまく、運動能力の高さを表している。

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アレクサンダ・ドルゴポロフのファーストサーブ

アレクサンダ・ドルゴポロフのファーストサーブ:クイックサーブを効果的に使って、スピードを与えている。クイックでありながら、体のひねりは十分であり、フォロースルーは大きい。テイクバックで体を弓矢のように反らせてタメを作っており、リストを効かせてスイングすることでスイングスピードを上げている。クイックサーブは、トスが低いので、トスが安定しやすく、無駄な動きがそぎ落とされた綺麗なスイングになりやすい。常に同じリズムで打ちやすく、風などの環境的な影響を受けにくい、有効なサーブである。

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11. グリゴール・ディミトロフのサーブ

グリゴール・ディミトロフのサーブ:トッププロの中でもポテンシャルの高さが光るディミトロフのスピンサーブ。全身のバネを利用し、強烈にボールをたたいている。バウンドは、相手の頭上を越えていくだろう。一般のアマチュアにとって強力なスピンサーブを打つのは簡単ではない。だが、1つ1つポイントを押さえていくことで、確実に上達することができる。サーブにとって重要なポイントの1つはフォロースルーだ。フォロースルーではボールのあとを追うように振り左腕の抱え込みでバランスを保とう。バックスイングで上に上げたラケットは、落下するボールのあとを追うように、自然に振り抜く。インパクトの瞬間は、ラケットの面がボールの進行方向と直角になるように打つ。インパクトのあと、ラケットは左大腿部の外側まで振り下ろされてフィニッシュである。ラケットを振り下ろしフィニッシュまでの動作中、ラケットを持たない左腕は、左脇に抱え込んで、右腕の動作とのバランスをとる必要がある。

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13. ジル・シモンのサーブ

ジル・シモンのスピンサーブ:安定した成績を常に残し続けるシモンのセカンドサーブ。スピンサーブはトスを頭の後ろにあげるのが基本だが、それを意識するあまり、体重が後ろに乗ったまま打ってしまい、ボールがかすれたようになり、相手のチャンスボールになってしまいがち。シモンのようにしっかりと体重を前に乗せたまま打とう。また、スピンサーブの重要なポイントの1つに「反り」がある。反り返った上体のバランスは、右足を高く上げてとろう。スピンサーブは、頭の後方にトスアップしたボールを打たなければならないので、どうしても上体を斜め後方に反り返らせて打つことになる。これは不安定な姿勢で、初心者のうちは、どうしても体がぐらつきやすく、バランスがとりにくい。この体のバランスをとるコツは、右足にある。スイングが始まったら、右足をずっと高く上げる。これが、スピンサービスのとき、不安定な姿勢で体のバランスをうまくとる方法である。

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14. ケビン・アンダーソンのサーブ

ケビン・アンダーソンのサーブ:テイクバックのかたちがとても美しく、気持ちよさそうに強打したアンダーソンのフラットサーブ。試合のサービスゲームで多用されるフラットサーブだが、フラットサーブにかかわらずサーブの調子がサービスゲームのキープ率に大きな影響を及ぼす。よくある現象として、試合の途中で突然サービスの調子がおかしくなり、思ったようにサービスが入らなくなることがある。そのほとんどの原因は、スピードをつけよう、回転をかけようと意識しすぎた結果、上体と腕に力が入りすぎて、下半身のバネの利用を忘れたためである。サービスのスピードとキレは、上体や腕ではなく、下半身のバネで生じるということを忘れてはならない。

 

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16. フェリシアーノ・ロペスのサーブ

フェリシアーノ・ロペスのスピンサーブ:強烈に内転を効かせて、ねじ込んだスピンサーブの例。スピンサーブは、ボールにより多くの回転を与えるため、インパクト前後のスイングは下から上へボールを縦にこするようなイメージになる。もちろんインパクト前後の実際のスイングは左下から右上になるのだが、それをより意識的に行うというわけだ。したがって、トスの位置はスライスサーブとは逆に、左に寄る。ツイストサーブというのは、通常のスピンサーブよりさらに強い回転をつけるサーブ。トスを頭の後方へあげ、そのぶん体を大きくそらせてラケットを左から右へスイング、右上へボールをこすりあげていく。

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18. ガエル・モンフィスのサーブ

モンフィスのセカンドサーブ

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モンフィスのサーブの特徴:

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テイクバックで体をバックネット方向へ大きく反っています。これにより、スイング時に、大きな力を生んでいます。

モンフィスのインパクトの特徴:

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インパクトで体の開きを抑え、打点を後ろにとっています。


 

<モンフィスのサーブの内転の使い方>

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・インパクトの直前に、肘から先をひねり、相手コートにラケット面が向くように打っている。トスに合わせてスイングするのではなく、スイングに合うトスを上げて、スイングは変化させない。

・できるだけ高い打点でボールをとらえている。肩、肘、手首の順で腕をしならせながらラケットヘッドを加速する。インパクトの瞬間、左足、右肩、右ひじ、ラケットが一直線になり、スイングスピードが最も早く、打点が高い。打点だけを意識せず、スイングの流れのなかで、ボールを打っている。


<参考動画>