ラファエル・ナダルのフォアハンド強打

ナダルのフォアハンドストロークのすごさは説明するまでもないだろう。これほどまで全身の筋肉を使って打つ選手はいなかった。特に、下半身、腰、体幹、左腕の運動連鎖が特徴的。低いボールでは、腰が地面に接触するくらい、しっかりと膝を曲げて下半身を使って打つ。膝の曲げ伸ばしを使い、地面の蹴り上げと、腰の回転で、強力な推進力を生み出す。背筋を大きく使い、ラケットを前方に振り出す。インパクトに向けて、左腕を伸ばし切って、体を思い切って開き、大きな遠心力を生み出す。左腕を前方に伸ばして、かなり前の打点でボールをとらえる。インパクト直前でラケット面が下を向いており、インパクトでラケット面が地面に垂直に向く。厚い当たりでボールをとらえる。下から上への力が働いており、頭上までラケットを一気に振り上げる。フォロースルーでは、腕がねじれるように頭上まで、振り上げる。左肩がしっかりと前に出た状態でフィニッシュする。

 

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<違う角度から見たナダルのフォアハンドストローク強打>