30. ジェレミー・シャルディのフォアハンド強打

ジェレミー・シャルディのフォアハンド強打:回転を強くかけてスクエアスタンスで打ち抜いた例。トップスピンのお手本のようなショットになっている。リストをあまり使わずコントロール重視で打っており、フィジカルに優れたトッププロに多い。一般のアマチュア、特にジュニア選手は、もう少しリストを使って、ボールにスピードを与えても良いだろう。トップスピンのポイントを以下に記述する。

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トップスピンにおけるポイント
テイクバック:

テイクバックは右手と左肩がポイント。右手でイメージする打点よりラケット面を落とし、かつ下向きの面をつくる。左肩と左肘は右手を引っ張り体の回転を生み出すために、しっかりと前に出す。

フォワードスイング:

体の回転による右手のスイング力を生むためには、オープンスタンスの方がスムーズ。ラケットを下から上に振り上げるために、軸足に全体重をあずけてしまう。体重移動しないぐらいのつもりでよい。

インパクト:

左肩と左肘で右手を引っ張りながら、ラケット面を下から上へ、かつ右から左へと振り上げる。テイクバックとフィニッシュでのラケット面の高低差が大きいほど、垂直に振られるほどスピンがかかる。スイングの垂直方向への力を生むために、ひざが伸び上がる力も利用する。こうするとボールが長くラケット面に接触できる。

フォロースルー:

ラケットを高く振り抜き、そこからラケットヘッドが頭の上を回るようにして大きく左肩まで振り切る。もし体重移動しながらトップスピンを打つと、スピン量は減るがボールは重くなる。