15. ダビド・ゴファンのフォアハンド強打

ダビド・ゴファンのフォアハンド強打:小柄なゴファンだが、スキのないプレーで確実に勝利をもぎ取る。戦術に長けており、その戦術を支えているのが確かな技術力だ。写真では、コンパクトなテイクバックでしっかりとコントロールして打っている。インナーマッスルを使ってスイングしているため、動きはダイナミックではないがボールに伸びがあり、見た目以上にスピードがある。また、フィニッシュで次に動ける体勢が作れている。

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16. フェリシアーノ・ロペスのフォアハンドリターン

同じサウスポーのナダルと違い、安定感重視のフォアハンドを持つフェリシアーノ・ロペス。ワイパー気味のスウィングでトップスピンを多めにかける。フォロースルーは大きめ。ストロークもボレーも同様、面の使い方が非常にうまくインパクトが非常に丁寧。ネットの高いところを通してスピンでつなげ、しつこくプレーをする。膝をそれほど曲げず、下半身の使い方を控えめではあるが、高い打点でのフォアハンド強打にはスピードがある。決して大振りしたり、やみくもに強打せず、理詰めでプレーをする。基本はフォアハンドのトップスピンで相手のバックハンド側を攻める。低く滑るバックハンドスライスと、よく跳ねるトップスピンフォアハンドを組み合わせて、相手のリズムを狂わせる。
大事な場面でのストロークのアンフォーストエラーが少なく、チャンスを待ってボレーで決める。サーブ&ボレーが得意で、試合では多用する。サーブ&ボレーヤーではあるが、ストローク戦も強い。相手の球が浅くなれば、バックハンドスライスでアプローチを打ち、ネットダッシュする。ナダルのように回り込んで逆クロスにフォアハンドを打つことは少ない。順クロスが得意。

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21. レオナルド・メイヤーのフォアハンド強打

レオナルド・メイヤーのフォアハンド強打:センス抜群の熱血ファイターであるレオナルドメイヤーの最も得意ショットはフォアハンドストロークである。特に回り込んで打つフォアハンド逆クロスは威力がある。レオナルドメイヤーのテイクバックは、ループスイングであり威力を出しやすいテイクバックをしている。フォアハンドのテイクバックには個性が出る。テイクバックの種類は大きく分けて3種類ある。

テイクバックの種類:

①ループスイング:ラケットを引き始めてからインパクトまで、ラケットヘッドを上から回して引く。スイングが止まることがないので、スイングが滑らかになり遠心力が使える。またラケットの重さも利用できるので、ボールをハードヒットできる。ただし、速いボールに対して振り遅れることがある。

②ストレート:まっすぐ横にラケットを引く。打点の高さにすばやく引くことができるので、速いボールに対して反応しやすく、またいろいろなボールにも確実にジャストミートできる。ただし、打球が直線的になりやすい。

③ダウンスイング:ラケットヘッドを下から回して引く。手首の力を抜いてラケットを引けるので、握力の弱い人でも楽に引ける。ラケットの重さを利用してボールが打てる。ただし、打点が低くなりやすく、高いバウンドのボールが打ちづらい。

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22. ロベルト・バウティスタアグートのフォアハンド強打

ミスター安定感と言えばアグートである。一般愛好家は参考にしよう。グリップは薄めで、ショットはスピン量は少なめ。テイクバックがコンパクトで、フォロースルーが大きい。スウィング中のバランスが良い。
ストローク戦でも、まるで練習しているかのように、同じ打点、同じスピード、同じリズム感で強打し続けます。ボールとの距離感の取り方がうまく、ボールへの入り方のフットワークが良い。身体の回転を可動域いっぱいに使ったり力むこともなく、ボールにパンチを与える。
ミスが少ないし、コントロールも抜群。コートカバーリングも悪くない。1発でエースを狙うほどの威力はないが、相手を左右に走らせ、徐々にテニスを支配していきます。まず、相手のバックにボールを集め、甘いボールをフォアで回り込んで強打します。フォアハンドでの攻撃を主体としたプレイスタイルで、プレースメントも参考になります。自分より弱い選手には負けない実力者だが、金星は少ない。今後さらにレベルを上げるためにはネットプレーも必要だろう。

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26. ニック・キリオスのフォアハンド強打

なにかとお騒がせなキリオス。派手な言動や豪快なプレーのイメージがあるが、フォアハンドストロークは意外と安定性重視で堅実です。
グリップはかなり厚めで、スウィングはワイパー気味。ラケット面が綺麗に回転します。インパクト直前でラケットヘッドをダウンさせますのでトップスピン量は多めです。フォロースルーは大きく、オープンスタンスをベースに打ちます。ラリーのペースは早すぎず、遅すぎずオーソドックス。ボールスピード、コントロール、回転量、タッチなどのレベルはプロの標準値以上。一番の武器は、安定感が高くミスが少ないところ。山なりの軌道のトップスピンをミスせず打ち続けます。

ベースライン後方でラリーすることが多く、アグレッシブさに欠けますので、攻撃力アップが今後の課題でしょう。ポジションをベースラインの内側にして打ち合うスタイルを身につけることが必要です。相手のミス待ちプレーをする場面も見られます。今後はネットプレーも必要でしょう。浅いボールに対するアプローチ、ライジングショットなど、細かい穴を潰していくことで、弱点のない、負けないプレーができ、グランドスラムでも安定した成績を残せるようになるでしょう。

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29. ファン・モナコのフォアハンド強打

ファン・モナコのフォアハンド強打:フォアサイドに走りながら打ったフォアハンド強打の例。ジャンプしながら体幹を回転させて打っており、威力十分。
フォアハンドストロークにおいて、テイクバックでは腕の使い方が大切である。上体をひねったテイクバックから、前足を踏み込み(体重移動)、腰の回転でリードしながらフォワードしていくのだが、このときは腕全体をできるだけ柔軟に保ちひじから先に引き出すような感覚で振るのがコツ。体と一体になって振るのだがひじ、手首、最後にラケットという、しなるようなスイングが威力のあるボールを生む。
インパクトからフォロースルーのフォームはグリップによって違ってくる。グリップが厚ければ打点は前で体にも近くなり、薄い場合はその逆になる。つまり、厚いウエスタングリップなら、かなり腕が曲がった状態でインパクトし、フォロースルーで体は前向き、ラケットを上に振り抜くようなフォームになるのに対し、薄いコンチネンタルグリップは腕を伸ばしてボールをとらえ、体が横向きのまま前方へボールを長く押し出すようなフォロースルーになる。

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