アンディ・マレーのフォアハンド強打

アンディ・マレーのフォアハンド強打:体の軸を中心にした回転運動で打っている。ショットにおける体の軸は、背骨になる。背骨を中心に回転するためのポイントを以下に示す。
・背骨を中心にして、上半身をテイクバックでひねり、これを戻す体幹の力を回転力に使います。
・背骨のねじりを最大限にするため、背骨から頸椎までを真っ直ぐにします。
・手は、腕とグリップをつなぐためだけに使います。
・腕は、上半身の回転に引っ張られて、受動的に動きます。
・テイクバックで上半身をひねるために、ひざを軽く曲げます。曲がっているひざが前方を向いている状態を保つと、下半身は回転出来ません。
・スイング開始時にグリップエンドからラケットを振る(手首とラケットの間に角度をつくる。コック動作をしておく。)事で、慣性モーメントを小さくしておきます。慣性モーメントを小さくすれば、スイング初期の角加速度が大きくなります。
・インパクト直前に、ラケットヘッドの遠心力に引っ張られて、アンコック動作(手首とラケットの角度が小さくなっていく。曲げていた手首が伸ばされていく。)が行われ、回転半径が最大になります。
・アンコック動作の終了をインパクトまたは、インパクト直後に持ってくることで、インパクト時に最大打力の状態が作れます。

AMFS1

AMFS2

AMFS4

AMFS3

AMFS5

AMFS6

AMFS7

AMFS8

AMFS9


<違う角度から見たマレーのフォアハンドストローク強打>